物書きの為のノートパソコン選び
前エントリーで記したように、ノートパソコン代わりに使用していたvivoタブちゃんが死に体なので、その代替となるモバイル端末を探すはめに。
目的は文章執筆。その利便性を第一に追求……とまではいかないが、とりあえず不便は無いように、いろいろ物色してみることにした。
条件は以下の感じ。
- 予算は5万円以内
- 軽量性と長時間バッテリー重視。CPUや記憶容量の性能は度外視。
- Office付属していると良し
- ストレスのないキーボード(JIS配列に慣れているのでそっちが良い)
- 2in1よりラップトップ
- 液晶サイズは11インチ以上15インチ以下
- できればノングレア&ファンレス
- 視野角は広いもの。液晶の質が良い物。
モバイル性と執筆する上でストレスが堪らないものを条件とした。
執筆だけで視野角?と思う人もいるかもしれないが、自分はノングレアでも視野角が狭い液晶だと、画面の角度を合わせないとギラギラが気になることを最近知ったので、できれば液晶はTNよりiPSが好ましい。とはいえ、予算内でそれを求めるとかなり選択の幅が狭くなるが……。
もし自分と同じようにモバイルでの執筆環境を求める人ならば、だいたい同じ項目になるのではないだろうか。
14年10月頃に自分が購入を検討した機器をこれからリストアップするので、何かの参考になれば幸い。
ただコストパフォーマンスや安さを求めるなら、自社HPでアウトレットセールをしているASUSやらLenovoやら、理由は分からないが妙に安いNTT-X Storeなど利用したら、より良い物に巡り会える可能性はある。
バッテリー持ちを重視したので自分は選択肢にいれなかったが、ヤフオクやPCショップの中古も十分選択肢になる。あとvaioPはともかく、他の現行機種ではないものは正直分からんので除外。
でもコスパだけを追求してネットウォッチするのも、それはそれで疲れるよね。セール買い逃すと他の候補の購入する意欲も薄れてしまうし。
買いたい時が買い時です。ってな感じで。
まぁ一番最初に候補に浮かぶのがこの端末。
ノートパソコンじゃないっ!でも別に文章執筆だけならノートパソコンじゃなくても良いんだ!
・電池式で長持ち(30時間)
・起動ちょっ早
・超軽量(400g程)
・辞書機能やら執筆支援機能充実
・親指シフト対応(!?)
・他に何も出来ないので執筆が捗る
と、タイプすることに特化した端末で、面白い物だと思う。発売から日が経っていることもあり、値段も 2万円以下になっていて、こなれてきた感がある。
ただ画面が小さすぎることと(5.7インチ。自分のiPhone5sより少し大きいくらい)、キーピッチの狭さに不安があること、そして今更ポメラニアンデビューするのもなぁ……ということで、選定外に。
なんかビビっとくる新型でも出てくれるなら興味も沸くが、そんな雰囲気もなく。
あとレビュー見る限り、やや安っぽい打鍵音が響きやすいというのも、少し気になる所。
とはいえ、スマホやタブレットと青歯キーボード持ち運ぶよりかは断然ポメラの方がストレスフリーだとは思う。
あとDM25という、より軽量でコンパクトな最新機種もあるが、同じように選定外。ポメラ本来の魅力はこっちにある?みたい。
ASUSの格安win8パソコンです。約3万5000円。安いけど、米Amazonではこの後継っぽいX205という機種が200ドル切って販売されてます。いいなぁ!
自分が検討したタイミングでは、この 『X200MA-B』ではない、そのマイナーチェンジ前の『X200MA-KX』という機種の方しかなく、そちらの方が安かったのですが、現在値段的にはこちらの方が安いので、こっちを紹介。
ちなみに『X200MA-B』の変更点は、
・OSが『Windows 8.1 with Bing 』に変更(消費者的には、デフォルトの検索がBingになっただけの変更のはず)
・HDD容量が750GBから500GBに削減
とほぼ使い勝手は変わりないみたい。コスト削減したタイプ……なのに円安であんまり値段が変わってない、感じなんすかね。
とはいえ、安価で簡単に購入できてフル機能のwindowsが使えるのは大変魅力。
液晶は11.6インチのグレア(タッチパネルはなし)、重量は1.2kg、バッテリー駆動時間は公称値7.1時間と中々モバイルには適している。ただofiiceは無し。残念。
あとBluetoothがついてないのは残念なところ。まあ執筆には使わないが……。
値段的にもテキストやネットでの作業を中心したサブノートとして一目置かれている感じの本機種。正直、自分もこれでほぼ望み通りのものが手に入ったかと思うが、こちらも購入はせず。
理由はASUSのviviotab note8を使ってたので、なんとなく同じ会社のものを二連続で買いたくないなと思ってしまったこと。vivotabの件でASUSに悪いイメージを抱いている……という程でもないが、逆に追っかけようと思う出来栄えでもなかったのも事実。所有欲あたりの感情とも関わる問題なので、ここは素直に手を引いた。今回はね。
ちなみにofiice付きならこのモデルが良いかも。
今なら?クーポンで値引きできて47800円。いわゆる2in1タイプ。たぶんamazon以外では『T100TA』として販売されているのと同じモデルかと。
10.1インチでIPS液晶、重量はキーボード込で1.07kgにバッテリーは約15時間と、かなりモバイルにも適しています。
『T100TA』にはキーボード側にHDDやバッテリー積まれているモデルもあったが、これはついてないっぽい。
タブレット側はHDDではなくeMMC(遅いSSDみたいなの)で、ファンレス仕様で標準的なatom型のWINタブ仕様になるかと。
タブレットとして活用しつつタイプもするしofficeも使う、という人にはかなり良い選択肢だと思う。キーボードが使いやすいか、その辺りよく知らない。
あとこの機種も結構マイナーチェンジ繰り返していて、型番によって微妙に仕様違うので注意。
マイクロソフト Surface 2 32GB 単体モデル [Windowsタブレット・Office付き] P3W-00012 (シルバー)
- 出版社/メーカー: マイクロソフト
- メディア: Personal Computers
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個人的にはT100買うならこっちが良いです。windowsRTタブ。別売りのたっけーキーボードカバーを買って2in1タイプとして使うのがデフォかと。
重量は併せて1.1kg程、バッテリーは10時間程?
何が良いかというとハードの質感。フルHDのIPSでタッチ感度良好、キックスタンドも使いやすくて安っぽさがない。筐体の出来が単純に良い。この価格帯で(マクロ使えないが)office付きでこの液晶は他にないです。
あとキーボードカバーがカラフルなのでオシャレ!
タイプカバーはキーストロークこそ浅いが、キー配置は素直で打鍵感も想像よりは悪くはない。ただタイプすることには特化した造りでもないので、そこをどう感じるかで、ワープロ機としての評価は変わるか。
winRTというと反射的に非難しないといけない層がいるが、何が出来ないかを把握していれば問題ない。
流行りのchromebookが『Chromeを使う為だけのノートパソコン』としたら、このsurface2は『IEとOfficeを使うことに特化したタブレット』と言えるだろう。とはいえ、アプリも今は最低限のものがあるので、オフライン環境でも画像レタッチやゲームやらお絵かきやらは出来ないこともない。
ただUSBがあるにも拘らずドライバが対応していないパターンが多いらしく、記憶媒体なら大丈夫だそうだがプリンターの接続は難しいようだ。(chromebookも同様の問題がある)
値段は自分が確認した10月頃の最安値は3万6000円程度、別売りのタイプカバー2を買って+1万、と、まぁそこそこ。……だったが、11月に入ってネット上では値上がりしてしまっい、タイプカバー2も買うと予算オーバーしてしまうようになった。残念。投げ売りが全然されない……。
とまぁ、個人的には発売当初から欲しかった機種だが、どうしても今回許容できない弱点があるので購入を控えた。
タブレット側が本体故にトップヘビーで、ペラいキーボードがそれを支える土台として機能しないことから、安定して使える場所が限られるのだ。
よく膝の上で使えないと言われるが、それだけではなく、机で使う際も一定以上の広さが必要となる。キックスタンドで支える構造上、スタンドを広げた幅とキーボードの全長を足して、なお余裕があるテーブル上ではないと、テーブルから落下する恐れかがある。あるいは気を使って使用しなければならなくなる。
実際自分はスタバの細いテーブルで使用して、初代SurfaceProの液晶を割ってしまっている。ゴリラガラスのおかげか破片が飛び散らなかったことが幸いだった……。
2in1タイプ全てが広い机を必要とするかは分からないが、少なくともsurface系統は、このことを留意した方がいいように思う。
あと発売から微妙に時間経ち過ぎているいるのがなぁ。surface3も出そうな雰囲気もなくはないし。Pro3と同じサイズの廉価タブ、欲しいなぁ。
いきなりMacです。これでスタバにもどうどうと行けます。やったー!
まあ予算オーバーで結局買ってないが、実は性能比で言えばそれ程高いものではないことにも気づく。むしろ11.6インチと、サイズとついでに値段も一回り大きくなる13.3インチのノートを探しているなら、まず筆頭に上がる機種のように思う。
ハードの出来は言わずもがな、特にモバイル面で言うと重量とバッテリー性能の良さが光る。重量1.08kg、バッテリー公称値9時間でCPUはcore-i5は良い。atomを積んでいるタブレットの2倍のパフォーマンスは発揮するはずだ。
メモリも4GBでSDDは128GBあるので、執筆以外にも画像編集から簡単な動画編集など負荷のかかる作業も、proじゃないairでもそれなりにこなせることだろう。
ただMSofficeを用意するなら追加費用が必ずかかるのが難点といえば難点。
値段は価格comの最安値では8万円切る。だがiPhone6が値上がりしたように、MacBookも円安の余波くらっていつ値上がりするか分からない。ただ噂されている次期モデルが、(性能は下がるようだが)Core-Mを積んで解像度はRetinaになるとも言われていたりして、解像度変わると印象も大きく変わるので、購入タイミングが悩ましい感じもずる。
ちなみに整備品などだとやや安く購入できる可能性がある。(掲載時は在庫切れ)
11.6インチMacBook Air 1.4GHzデュアルコアIntel Core i5 [整備済製品] - Apple Store(日本)
文章執筆の為だけに買うのはオーバースペックであるが、サブノートとして、あるいは所有欲を満たす玩具としては一級品だよなぁ。と。
パナソニック CF-RZ4CDDJR レッツノート RZシリーズ
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2014/10/17
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログ (1件) を見る
予算とか気にしないで良いならこれ。RZ4。モバイルする為に生まれた最新PC。いかすぜPanasonic!
そう、ラップトップといえばLet'snoteかthinkpadなんですよ。いやよく知りませんが。
(ただ打鍵感の良さで、赤ポチでthinkpadは定評があるみたい。ただ今回、種類が多いのもあり候補が絞りきれなかったのでthinkpadは見送った形。機種ごとに?互換性があり、PC自作感覚でパーツ交換していければ格安で良い物が手に入る、とも聞いている。この辺り自分も興味あるので、後々調べていきたいところ)
RZ4の詳しい説明はPCwatchに投げる。
つまり超軽くて超バッテリー持って超堅牢性あって、かなり高い!という良いパソコン。良いなぁ……。ロマンを感じます。
LTE搭載モデルがあるようだが、直販でしか買えない?
ただ10.1型ということで、キーピッチはやはり窮屈な様子。そこは許容できるかは触ってみないと分からないところだろう。
ついに国内で個人用に発売となったchromebook。自分が物色している際は正規品こそなかったが、並行輸入品の同じものが29800円くらいで売ってたので、キーボードがUS配列以外はそう変わらなかったと思う。
amazonで今買うなら約3万2000円。ちなみにJIS配列となる。
格安ノートパソコンとして登場したchromebookだが、Microsoftの反撃で無料ウィンドウズこと『Windows 8.1 with Bing 』を卸したことで、windowsも十分安価になっており、少なくとも11月の国内では大きなアドバンテージを得られていない印象。
だが噂では2万切る価格帯でも将来でるかも……ということでchromebook自体の将来は楽しみ。
このC720でいうと、同価格帯のwindowsに比べると重量やバッテリーといったモバイル面では優っていて、排熱や静音性も優れている……はず。
eMMCを積んでるのとOSの効果で起動が爆速。
C720の固有の問題としては、解像度こそ標準的(1366×768)だが、どうも視野角が悪いというレビューは良く見る。筐体の造りも値段相応だそうだ。
この辺りは店頭で展示されているところもあるので、触って確かめると良さそう。
ハードの性能は十分で、3万少しで購入できる、というのだから十分すぎるコストパフォーマンスは何だかんだで高いものだろう。(ただ、このモデル自体は海外で登場してから一年近く経っていたりするので、食指が伸びなかったり)
ただこのchromebookを買うにあたって、焦点となるのが、やはりOSだろうか。ChromeOSはWindowsRTよりも自由度の低いOSである。特にオフライン状態だとかなりの制限がある。
執筆を基本とするなら問題無いのでは?と自分も思ったが、実際使ってみて思ったのが、テキスト入力するのもアプリが必要で、そのアプリは海外産故に日本語での使い勝手が考慮されておらず、やや不自由がつきまとうことだ。
もちろんOfficeなんて使えないし、もっと言えば縦書き環境を用意することもできない。あ、Officeオンラインはちょっとかなり使いにくい印象。なんか前同期取れなくて保存できなかったし。
だがオンライン上では、それなりに快適に色々できたりする。昨今様々なサービスがクラウド化していっているわけで、それを活用しまくれというわけだ。Skypeもそのうちwebで使えるというし。
オフライン上で快適なテキスト入力をする環境がセットアップ時点で存在しない、というのは中々大きな壁な気もするが、ポジティブ考えれば、制限かかりまくってる故に環境さえ準備すれば作業に集中できる、そんな端末でもある本機種。
つまりデカいポメラとして十分活用できる……!?
そして自分はchromebookに可能性を見出す――。というのは建前で、chromebookどんなもんじゃと使ってみたくなったのが理由。
買ったのはこれ。
並行輸入品ぼった過ぎる。米アマゾンで329ドル、色々費用かかって4万5000円で11月3日くらいに購入。物書き用に物色してたのになんでこれに行き着いたの!?感は拭えないが、まぁええねん。買ってみたくなってねん、ということでレビューはまた暇な時に。