セイリログ

こう、ぼんぼりたい

格安SIMに乗り換える際の、あんまりネット上では書かれていない注意点など

今月がソフトバンクの二年契約更新月であったため、そろそろ維持費を浮かせよう、ということで格安SIMに乗り換えた。

事前に調べて滞りなく乗り換え……するつもりだったのだが、躓いてしまったポイントがあったので、メモ感覚でとりあえず書き記しておく。

 

以下、乗り換える際の自分の状況。

 

MNP乗り換えは契約を自分に移してから

ソフバンのMNP予約番号発行は契約者本人しか受け付けていない。その為、親に頼んで自分の回線のMNP予約番号を発行して貰うことは出来たものの、この予約番号を用いて自分の名義でMNPを行おうとしても、契約者情報の相違があるということで不可能であった。

考えれば、予約番号が契約者と結び付けられているのは当然であり、恥ずかしい部類の失敗になるが、この記述は観測範囲で見かけなかったので一応喚起。

番号発行の際にオペレーターがそのことに触れてはくれないのはちょっと寂しい。あと余程MNPさせたくないのか、どの時間帯にかけても繋がりにくいので注意。

 

○名義変更(解約の譲渡)の際のあれこれ

ソフバンの契約名義変更の話になるので、本筋とはずれるが一応。

契約名義変更はソフトバングショップでしかできない。委任状があれば名義変更先の人間だけでできて、家族間で行う場合手数料3000円は免除になるそうだ(15年11月時点。もしかしたらソフバンショップで対応が違うかも)

もし契約名義変更の際に請求先を変更すると、その月の支払いがそれぞれにかかる(二重に支払う)、日割りが効かない、など衝撃の真実が明かされる。月末に変更を行えば回避できるが、更新月中にMNPを行わないとそれはそれで解約料がかかるので、厄介な話である。

※ただソフトバンクモバイルのヘルプには以下の記述がある。この書き方なら日割りでそれぞれに請求されると読み取れるのだが……。

・お手続き当月のご請求は、お手続きが完了した日を境にそれぞれの方に請求されます。

ただ元の契約者と、名義変更先の人間が、同じ住所に住んでいるならば請求先は変更せずに契約を譲渡でき二重に支払う必要はない、と後で捕捉が入った。「家族間なら」という条件ではないことに疑問符がつくが、未だに実家住まいの自分としてはとりあえず無駄な出費は出さずに済んだ。

 

また最後の最後に、MNP予約番号が発行している状態だと契約譲渡ができないと言われる。その為、もし上記のようなパターンで予約番号を発行してしまってるパターンなら、予めキャンセルを行ってから出向いた方がスムーズである。

余談だが、対応してくれた受付お姉さんもこの初めてのパターンだったらしく、「店側でキャンセルできないのか」と尋ねても「店で番号発行していれば出来たと思うのですが……」と歯切れが悪い。その後、上司か先輩からの相談から帰ってきた彼女から、「店側と(俺の)電話で同時にキャンセル申請してみましょう!」という楽しい提案を頂いた。なんというか、健気である。ソフバンショップは極力足を運びたくなかったのだが、今回は助けて頂いた感じ。ちなみに提案から30秒も立たないうちにお姉さんがキャンセルしてくれた。

 

MNPしたら契約は自動で切れる

回線移したら元の契約はいつ解約すればいいのか疑問に思っていたのだが、これはMNP先が処理を行えば自動的に解約になるようだ。(これもネット上で記述はあまり見なかった)

ただ切れるタイミングは突然で、自分の場合は13時~16時の間に回線が繋がらなくなった。simが届いたのは翌日の平日昼前だった為、都合二日間、電話番号が使えない状態となった。

これは人によっては大変不便だと思うが、店頭で手続きすれば回避可能なところもあるようだ。格安SIM会社を選ぶ際、この点を考慮にいれてもよいだろう。

 

 

 

 

 

ちなみに購入した端末はSIMフリー端末『FREETEL MIYABI』である。

FREETELはちょっと前に「simple」などで良くも悪くも話題になった日本メーカーである。

 

FREETEL SAMURAI MIYABI 雅 フリーテル (ブラック)

FREETEL SAMURAI MIYABI 雅 フリーテル (ブラック)

 

 

MIYABIはAndoroid5.1搭載、5インチHD IPS液晶、RAM2GB、CPUはMediaTek MTK6735とそこそこの性能がありつつ、2万円程度に抑えているのが特筆点である。(MTK6735はsnapdragon 410よりベンチがよく出る傾向があるようだ。ただし32bit)

SIMフリー端末では、中国製、韓国製、台湾製の同列の機種より5000円~10000円ほど安いのが特徴だ。

実際に使ってみて、不満はない。バッテリーがやや弱いことと、タッチの判定に繊細さが欠けるところがある程度で、特に個人的にレビューする必要もないかなと思ってる。

とりあえずデレステを含む音ゲーには向いていない。性能的にも、もうワンランク上の機種を買った方が満足できそうだ。

 

 

またつい先日(15/11/20)にFREETELはさらに廉価の機種「FREETEL Priori3 LTE 」を発売した。

 

FTJ152A-Priori3-BK [FREETEL Priori3 LTE マットブラック]

FTJ152A-Priori3-BK [FREETEL Priori3 LTE マットブラック]

 

 

この機種の特筆点は、1万3000円という低価格でLTE通信ができる端末ということだ。テザリングもできるため、wifiルーターとしても運用できるだろう。

RAMは1GBになるがCPUはMTK6735Mという上記のMIYABIに採用された廉価版であり、ベンチマークは意外にも悪くない。先代機の問題であったタッチパネル感度の問題も解決されているらしく、一部のゲームを妥協すれば普段使いには支障はなさそうだ。(とはいえ、まだ触ったこともないので実際どうだか分からない。触りたい)

 

コスパという面では高騰している白ロム機を考慮してもトップクラス。せっかくの格安SIMに乗り換えるなら、安い機種で使いつぶすのもありだろう。ケースやフィルムに金をかけない使い方で良さそうだ。

現在ブラックとホワイトの二種のカラーが販売されているようだが、ブルー/オレンジ/レッドといったカジュアルなカラーバリエーションも出るようだ。