FREETEL MIYABI の末路あるいは追悼
バッテリーが妊娠しすぎて使えなくなってしまった……。
ここまで来ると直感的に爆発の危険性を考えてしまうが、どこを調べても発生するガス起因のもので問題ないと書かれているので、たぶんまぁ大丈夫なのだろう。たぶん。
ここまで膨れてしまった原因は、もともと劣化した状態のバッテリーを常に充電状態で使用していたからだろう。具体的にはここ半年程度、スマホでマイニングをやっていた。(ちなみに本体がボロボロなのは使い方が悪いだけである)
このMIYABIはもともと15年11月に購入してメイン機種として使用していた。だが16年夏に炎天下でポケGOをやり続けた影響も大きいだろう。バッテリー劣化が著しく、20%を切るとカウントダウンのごとくみるみるパーセンテージが減るようになってしまった。
後述するがMIYABI自体も細かい不満があり、17年7月頃にMate9に機種変更。動作自体は問題ないので持ち運ばずどうにか使いみちはないかと模索していた。結果、スマホでもマイニングできることを知り、ずっと走らせていたのだ。ちゃんと計算していないが、一週間に一円程度稼いでいたようだ。
どんどん膨れ上がるバッテリーは背面パネルで抑えるのは到底不可能だったため、ゴムテープで固定するようにしたのだが、もう物理的にバッテリーが本体コネクタに届かなくなったので使用できなくなってしまった。
この状態から延命できないかと考えたが、どうにも余計にコストがかかったり危険だったりするので葬式をあげる為にこの記事を書いた。チーン。
(スマホはバッテリーがない状態では起動しない仕様となっているが、ダミーバッテリーを作成すればいけるようだ。電子工作は素人で怖いので挑戦せず)
実はこの機種の売りはバッテリー交換だった。だからバッテリー買えよ!と思われるかもしれないが、その手段は取れなかった。
なんとそのバッテリーが製品販売から一年程度で生産終了となり手に入らなくなったのだ。当然各レビューサイトで非難轟々。まあFREETELのその後の経緯を見ると仕方ないのかもしれない。
今は有志のユーザーの検証で他機種からのバッテリー流用が可能であることが判明している。とはいえ強引な手段の為に不具合もあるようだが……。
まあしかし細かな不具合が多い機種であった。フリーズ、充電中はタッチが妙にずれる、付属の充電器はコイル鳴きがうるさい、タッチパネル操作で起動の設定をOFFにしているはずなのにポケットに入れてたらポケGOの課金一歩手前まで画面が進んでいたり……(電源いれたままポケットに入れたんだろうけど)。さすがのMade by japanである。その後のHuawei機のクオリティに感動したのは言うまでもない。
といっても、まあ腐ってもAndroidだし致命的な欠陥があるわけではないので、評価するなら☆2くらいにで落ち着く。win10mobileのMADOSMAq501aも3,000円で購入したが、それに比べたら全然常用できる。
まあFREETEL製はもう買う気にはなれないけど、挑戦的だったり廉価な機種を出す国産メーカーも貴重なので、頑張って貰えたらなぁと。