2013年春期アニメ その1
見た分。撮りため未だ多い。
花いろを丁寧体で書いたら気持ち悪い文章になって途中後悔したので普通体で。
*全部1話
- 銀河機攻隊 マジェスティックプリンス
話題の3本オリジナルロボアニメのうちの一本。1話は見たけど2話はまだ。
一番見やすいし分かりやすいのはキャラクター主体だからだろう。古臭いさと今時感が合わさってる、この感じはもう少し考察したい。
メカもギミック、シチュエーションが『ロボットアニメ』らしくも、パロディではないもので、なかなか王道。一話の時点では3つのなかで一番気持ちいいんじゃないかな。
- やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
ダイアローグとアニメーションの関係を考えたことあるんですかね。
- フォトカノ
アバンからOPから本編まで幾度と無くでてくる『CANAN』という文字を、恥ずかしがらない美的感覚がやばい。気を使ったカメラ的なレイアウトが死んでる。
凄いけど気持ち悪いから2話見たくねぇと思わせる怪作。いや快作。昨今のアニメーション事情を汲みながらも、アニメーションの性質を利用というか、すごいぞこれ。
- ジュエルペット ハッピネス
アニメーションのカットイン・カットアウトというはものは、どういうものか教授してくれる最高の1話。
木の上の物を取るカットでは大爆笑。
原作一巻は既読。原作の映像化としては120点上げていいと思うけど、そもそも俺はこの原作のストーリィ・構成に疑念抱いてるのでモヤモヤ。
巨人のイヤラシサはいいね。
- 宇宙戦艦ヤマト2199
しっかり作られていると安心して見られる。ヤマト知らないので楽しみ。
- 翠星のガルガンティア
ロボットアニメは、実は団体戦、物量戦というのは殆ど誤魔化してきた歴史があるので、Aパートの戦闘のビジュアルは新鮮で格好良かった。話が半分しか耳に残らなかったけど、仕様でいいんじゃないかな。
Bパート地球と宇宙のギャップっていう、俺の好きなシチュエーション。あのラストの回り込みは素晴らしい。
3つの中で一番新しいことしようとはしてる。(ロボットアニメとして。SFとしては微妙なとこか?)
- 革命機ヴァルヴレイヴ
松尾監督の待望のロボットアニメ。これが放送されるから今期アニメをまともに見たっていっても過言ではない。ごめんうそ。花いろのおかげ。
ちなみに俺はガンダムとして見てる。
問題になってる、ヒロイン蒸発からロボ搭乗の流れ。あれが例えば、あっさりすることで意外性や話題性、あるいはヒロインの故意、そういった製作側の狙いだったとしても糞すぎる。糞なものは糞といったほうが良い。あの後まったく気持ちが乗らないよね。あー糞。糞。はい糞。
例えば、あのシーンを
「助けを求めてる人がいる」→「ヒロインが人助けに行くが、逆に命の危険に陥る」→「ヒロインを助ける為に、主人公はロボットの腕を使おうとする」→「だがニンゲンヤメテないので動かず、ヒロインが砲撃される」
みたいに、キャラクター動機と反応にワンクッション加えるだけで、感情移入の仕方は全く変わると思う。設定や後のストーリィ展開に合わせた、もっといい例もあるはずだ。
というか、視聴者の大半が指摘する問題点・それの解決策として俺が10秒で考えたプロットが、製作者の間で現れなかったのか、あるいは作品に組み込めない状況だったのかが気がかりで仕方がない。
何故いるのか分からない有名な電撃やスクエニの副シリーズ構成を代表に、優秀なスタッフを集めたはずなのに、咬み合ってないのではないかとい疑念がでるレベル。
構成と脚本は何度も組んでる花田さんが良かったよね、まじ。
キャラ多すぎ問題はさておき、今更twitterを取り組んだ作劇はちょっとマズイ気がする。3年前に始まった企画らしいので、こういう錯誤がでるのねぇと。
会話感はさすが。戦闘もCGでのアクションもコマ抜きしてアニメらしく調整してるから、いい動きしている。鎌とか、サクラみたいなビームエフェクトとか、超格好いい。もったいねえなぁ。
- いまのところの総評
野心的な惡の華は見守りたい。それ以外では、ジュエルペットの映像と脚本の暴走に期待したい。ドキプリ最高。
ロボアニメはまあ面白いんだけど、未来を見いだせない。