セイリログ

こう、ぼんぼりたい

2013年春期アニメ その2

梶君と茅野さん以降の声優の流行りが分からないので、スフィア声優みかけると少し安堵します。

* 話数無表記は1話

 

 甘美でしっとりで、一話が最終回的なエピソードで、地力で作られてるようなアニメ。髪ぃいいいい! こういうアニメ、好きだよね。みんな好き。

 主演声優の初々しい感じも雰囲気でてていいのよね。そして髪を撫でる卑猥なカット! 文字! 

 

 山口監督が偽名でコンテ演出で、これが山口ワールドか、といった感じ。たぶん今までの監督作では桃華月憚が山口色が出てる作品だったんだろうけど、一話の仕掛けにイライラしてしまって視聴切って後悔した覚えがあるので、それは見直すとして、今作で監督の色を味わおうと思う。(ヤミと帽子はよく知らない><)

 1話の雰囲気は見事だけど、ここからどう展開すんのかだよね。

 

 こ、この異様なまでの、こでらかつゆき参戦しそう臭が半端なくて憤死。

 内容はうーん、もうちょっと凝れば面白くなりそうなもんだが、少し手癖とか勢いとか、そういう映像表現部分がなんとも。作画、ビジュアルもなぁ。

 ただ竹達さんが演技かなり小慣れてて、これは良かった。この類型は何度も演じられてると思うんだけど、ちゃんとこの作品とキャラの性質読み取った演技だよね。

あとあの、軽快な音楽演出が楽しい。なんて言えばいいんだっけああいう音楽(ああ、勉強)。おかげで次回予告も笑ったので、もう少し様子見てみようって感じ。

 

 懐かしい。このシャフト的な平面レイアウトと随所の墨感が作品雰囲気だしていて、すぐに内容も思い出せる。絵作りに特徴ある作品は、やはり特出するので頭に残りやすい。

 後半の戦闘の白黒(モノクロではない感じの)色彩も格好良い。導入から終わりまでの流れも、キャラクターが上手く乗っていて、すげー安定感あるね。

 普通に面白い。理想的な二期導入。

 

 最初は騙しOPで「ウーニャー」が使われて、しっくりきたのに、ちゃんと二期用新規曲が書き下ろされててガッカリ。この1話本編でもアレンジ含めて三回使用されるくらいの看板曲なわけですよ。

 時期が空いたからこそ、むしろ帰ってきた感だすためにOPは「ウーニャー!」で良かったんじゃないですか! と未だにitunesで『太陽曰く燃えよカオス』を買おうか迷ってる僕は思うわけです。商売は大変です。

 

 内容は早速やたら多いウィザードネタに吹きつつ、分からないパロディネタに歯がゆさも覚えつつ、やはり阿澄佳奈の声優魂みたいなものを引き出したのがこの作品の勝因だな!と再確認。

 長渕監督の色彩美術感覚はOP中心に発揮されてたし、滝沢さんのあの際どい感じの画も随所で見られて満足。髪の毛の一本のトレス線とが、ジド眼の時なんかのアイラインの書き込みが、情報量上げて危うい感じでてるんだよね。

 

 一期はtorneの不調で半分しか見てないのに後半再生不可能になってデータ消しました。HDD容量パンパンに使ってたから、断片化でもしたのかなぁ。

 

 

 この作品が個人的にナイーブなところで問題作。作品自体は4コマ漫画アニメの系譜に則った、手堅く視聴しやすいアニメ。

 脚やカバンに注目した演出とか、けいおん!の影響も強いと思うけど、テンポなんかはAチャンネルとかになるのかな。

 その脚の肉感と、フルアニメーション(1コマ打ち)を用いた印象つける表現など、上手い箇所も随所。

 

 ただなぁ。どうにも、この作品から何か発見できるとは思えないんだよなぁ。1話の時点でキャラに惚れ込めなかったのも原因だろう。好きになれなかったし、映像は同ジャンル作品の血脈を強く引き継ぎ過ぎていて、眼に引くものがない。

 ただ完成度は十分ある。『百花繚乱』とどっちかが高いかというと、決めかねないレベルであると感じる。

 スタッフ的にも、モグリなせいで「かおり」監督という派手な方の名前知らないが、コンテ演出面だけではなく、アイキャッチやプロップデザインで世界構築に尽力を注いでる、やり手の方だ、この作品で名前を覚えておいた方がいいかもしれない。他にも平成生まれの若手アニメータで有名なデスランやまじろの仕事ぷりに注目するのもありだろう。

 

 だが今回は、まあ下記のエントリーの通り、今回は視聴は継続しないようにする。

 

 

 俺の中で今期イチオシ。監督は長らくJCで演出業されてきた、鈴木洋平氏。ゼロの使い魔一期から意識してた演出家だけに、監督進出は感無量です。最近多い?撮影出身監督ですね。

 

 JCは一部のアニメファンから評価芳しくないようだけど、俺は好きです。まあどうも派手さが足りないのか数撃ちゃ当たる戦法過ぎるのか、こうホームランはなかなか打ってくれない会社のイメージは俺にもありますけど、多くの流行原作、メディアミックス作品の映像化に関わっていて、この業界のトレンドには結構強い影響を与えてきた会社だと思ってます。

 最近はこのアニメにように飯塚晴子がキャラデザやるようになって、これも結構じわりじわりと他社他作品に影響与えたりしてる感じはあったり、なかったり。

 ハルコミンの画は美麗で決まってるから、アニメファン全員好きです!

 

 それで、このアニメ。これ、同じラノベ原作の『青春ラブコメ~』と同等、あるいはそれ以上に台詞がある脚本だったはず。でも視聴してみたら、あの作品のような窮屈感は全くない。

 素晴らしいんです。死んでるカットがほぼないから。鈴木さんは何か特徴的な演出をされる方ではなく、とにかく生きているカットが多い。だから面白いんです、特にギャグ。

 それだけじゃなくて、キャラから背景の画面の気配りかた、ギャグとエロと愛らしさのバランス、凝縮してるのに窮屈しない波乱のストーリーとその構成、もう全部隙がない。一本木からの町の風景がバックに見えるカットもあったけど、ちゃんとあそこも拘って町を作ってる。(あそこで町が映る必要性はない)

 

 ラノベ原作も多く手がけられたからこその手腕か。バランス感覚がとても優れているように思えるので、演出家だけではなく監督としても上手くやってくれそうで、期待期待。

 

 

 桜井的な演出特徴を再現しつつ、的確な構成で引き続き楽しい2話。コンテ誰かと思えば福田道夫! やっぱり上手い。

 でも脚本、そろそろエピソードとして掴みやすくして欲しい感はあるかな。微妙にキャラが流れてるところはある。

 

 

  • 妖孤×僕SS  13話

 特別?OPにスタッフロールのっていて、コンテが吉田泰三と黒柳トシマサという、たぶん若手(?)実力演出家連名でテンション上がる。

 脚本は原作者書き下ろし?(分からないことだらけだ)で、キャラクターの漫才エピソード二本立て。こういうアニメだったなぁとニヤニヤして見てたら終わってしまった……。

 Aパートのボタン編は間の取り方かた、Bパートはママゴトでの嘘の付き方(現実との非リンクな部分の隠し方)が上手い。

 どうでも良いけど中村悠一がTSするとCVは「ゆかな」だったよなぁとか、どうでもいいです。早見さんもブレイクしました。

 

 やったー!OPEDがitunesに入ったよ!!!

 うわああああああ!!