森博嗣『冷たい密室と博士達』『笑わない数学者』
冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM (講談社文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: Kindle版
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笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: Kindle版
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Kindle版がちょっと安くてお得だと思ったら、解説がなかった><
4年前くらい前に買った『冷たい~』を昨日読んだ。
面白かったんだけど案外普通に纏まってて、俺の森博嗣像がぶれる感じがしたので、急遽今朝『笑わない~』買ってさっき読了。
いや、面白かったんだけど、どうもシックリこない。ネットで書評見れば、どうやら『逆トリック』というものがこの作品の作者の狙いであるようで。
どうも、この本における問題を定義して『不定』を導け、といった感じなのか、あるいはもっとメタ的ではない部分の(作中の)問題を常識捨てて考えろってことなのか、まあ実際俺はよくわかってないんだけど、こう思考する時間を取られている時点で森博嗣の狙いってのは、ある一定のレベルには達してるんだろう。
別に俺は試されることは嫌いじゃないし、JDCシリーズはあああれは半分しかまだ読んでないし、ひぐらしは無料の一章しかプレイした記憶はないけど、そもそもこの本の問題に危機感を感じない感があって、そこがモヤモヤする。問題を把握出来ないほどセンサー感度が低いのか、あるいは問題を問題視できない、時流的なものがあるのかもしれない。
あと気づいたのは俺は真賀田四季が好きなんだなぁっと。最初に読んだのが「四季 春」だったからなぁ。あれは強烈にインパクトあった。未だに天才キャラクター像は真賀田四季を思い浮かべる。
犀川&萌絵も好きなんだけどね。最後まで読みます。マイペースで。
ちなみにビリヤードのパズルは自力でなんとか解きました。時間結構かかったけど。楽しいですね!